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日本向け冷凍マグロ体内から覚醒剤 台湾

2015年7月23日 15:10
日本向け冷凍マグロ体内から覚醒剤 台湾

 台湾当局は22日、日本向けに輸出予定だった冷凍マグロ53匹の体内に合わせて100キロ以上の覚醒剤が隠されているのを発見し、押収したと発表した。

 台湾の法務部調査局によると、覚醒剤が隠された冷凍マグロが見つかったのは、台湾南部・高雄の埠頭(ふとう)。21日、静岡市の清水港向けのコンテナに入っていたマグロをX線検査したところ、1匹に不審な影があるのを発見。腹部を開けるとビニール袋に入った覚醒剤が見つかったという。

 覚醒剤が隠されたマグロには青いリボンで印が付けられていて、53匹から計138キロの覚醒剤が押収された。末端価格は日本円で14億円以上とみられる。台湾当局は冷凍会社の3人を拘束し、取引に日本の暴力団関係者が関わっている可能性があるとみて調べを進めている。