ギリシャ支援、最大11兆円超で大筋合意
財政危機が続くギリシャに対し、EU(=ヨーロッパ連合)側が最大で11兆円を超える支援を行うことで双方が大筋合意した。
ギリシャに対しては、EU側が金融支援の手続きを始めることで先月、合意し、その条件をめぐって協議が続いていた。
ヨーロッパ委員会によると、EU側が今後3年間で最大860億ユーロ(=約11兆8000億円)を支援することで11日、債権団とギリシャ政府が大筋合意したという。
イギリスのBBCテレビなどは、ギリシャ政府が政策経費を借金せずにまかなえるかを示す「基礎的財政収支」を来年までに黒字化することや、銀行部門の再編などが支援の条件になると伝えている。
ユーロ圏は、14日にも財務相会議を開いて正式決定を目指す見通しで、ギリシャの破たん回避に向けた動きが一段と進むことになりそうだ。