英首相、消極姿勢から一転、難民受け入れへ
ヨーロッパを目指す移民や難民の増加をうけ、イギリスのキャメロン首相は4日、対応策を強化する考えを示し、シリア難民を新たに数千人規模で受け入れる考えを明らかにした。
キャメロン首相「我々は新たに数千人の難民を受け入れる」
キャメロン首相はこれまで難民の受け入れに消極的だったが、欧米メディアでシリア人の3歳の男の子の遺体が海岸で発見された様子が報じられたことで、対応を求める世論が急速に高まり、これに応じた形。
またフランスのオランド大統領とドイツのメルケル首相は、EU(=ヨーロッパ連合各国)で公平に難民を受け入れるよう提案すると発表した。ただ、東ヨーロッパ諸国など難民や移民の受け入れに否定的な国もあり、どこまで一致して対応できるかは不透明。