EU共通の受け入れ態勢確立を 独仏が提案
内戦が続くシリアなどからヨーロッパに難民や移民が殺到している問題で、ドイツとフランスの首脳がEU(=ヨーロッパ連合)に対し、「ヨーロッパ共通の受け入れ態勢を作る」などの提案を行ったことがわかった。
フランスの新聞「ルモンド」によると、フランスのオランド大統領とドイツのメルケル首相は3日、EUに対して書簡を送った。この中で、両首脳は難民らが最終目的とする国が多くの人数を受け入れるのではなく、EUに加盟する各国に住居や行政手続きを整備することを求め、EU共通の難民受け入れ態勢を確立する必要があると訴えている。
また、受け入れるべき難民を選別するために出身国のリストを作ることも提案した。これらの提案は、来週14日に開かれるEUの内相会議で話し合われる予定。