「バブル状態はほぼ解消」中国の株式市場
中国の証券当局は、現在の株式市場について、「バブル状態はほぼ解消された」との認識を発表した。
中国の証券監督管理委員会は、上海市場の株価を表す指数が、去年7月から今年6月中旬までに2.5倍に上昇したことについて、経済の実態より株価が高騰しすぎた、いわゆる「バブルの状態にあった」との見解を発表。その後の急落は避けられなかったとした上で、現在の市場については「バブル状態はほぼ解消された」との認識を示した。
また、国内外の投資家が注目する、当局による今後の下支え方針については、市場に急激な変化があった場合には行う意向を示した。
証券当局は、バブルの状態がほぼ終わり、下支えも必要に応じて行うとアピールすることで、投資家からの懸念を払拭(ふっしょく)する狙いがあるとみられる。