米 利上げ「見送り」“ゼロ金利政策”続く
アメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)は17日、政策決定会合で焦点となっていた利上げを今月も見送ることを決めた。
17日、FOMC(=連邦公開市場委員会)が発表した声明では「アメリカの経済活動は穏やかなペースで拡大している」としながらも「物価上昇率が目標の2%に届いていない」として今後の持続的な回復のためにゼロ金利の維持が妥当だとしている。
またFRB・イエレン議長は会見で、中国の景気減速などへの懸念も踏まえての判断だったことを認めた。
ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は前の日の終値から65ドル21セント値下がりして1万6674ドル74セントで取引を終えた。またニューヨーク外国為替市場は午前6時現在、前日比94銭円高の1ドル119円99~02銭と大きく変動していない。