「滑走路3本建設中」米国が中国に強い懸念
中国による南シナ海での埋め立て活動をめぐり、アジア太平洋地域などを管轄するアメリカ太平洋軍のハリス司令官は17日、「3本の滑走路が建設中だ」として強い懸念を示した。
ハリス司令官「既存の1本に加えてさらに3000m級の滑走路2本の建設が終われば、重大な懸念となる」
3本の滑走路のほかにも、大型船舶が停泊できる大きな港の建設も行われているという。
さらに、「将来の可能性としては、複数のミサイル施設なども予想できる」として、施設が軍事化されれば中国が南シナ海を事実上支配することも可能になると分析した。
アメリカは中国の海洋進出への批判を強めていて、今月25日の米中首脳会談ではオバマ大統領が直接、習近平国家主席に懸念を伝える見通し。