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露外相、米との連携強調も 米長官はけん制

2015年10月1日 7:56
露外相、米との連携強調も 米長官はけん制

 内戦が続くシリア情勢をめぐり、ロシアが先月30日、過激派組織「イスラム国」への空爆を開始したと発表した事について、アメリカはロシアを批判している。

 カーター国防長官「ロシアは『イスラム国と戦う』と言いながら、一方でアサド政権を支援している。このやりかたは、火に油を注ぐようなものだ」

 カーター国防長官は空爆の対象が「イスラム国のいない場所」ではないかと問われ、「詳細は確認中」だとしつつも「その可能性もあるように見える」と述べた。またホワイトハウスも「ロシアがシリアで軍事的解決を求めても成功しない」と批判している。

 また、この日、国連では外相らが出席する安全保障理事会が開かれた。ロシアのラブロフ外相は「イスラム国など過激派組織との戦いを効率的にするために新たな安保理決議案を提出したい」と述べ、アメリカなどと連携する姿勢を強調した。しかしアメリカのケリー国務長官は「ロシアの本当の目的に疑問を感じる」とけん制した。

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