ロシア国防省「イスラム国」拠点破壊と発表
ロシア国防省は2日、内戦が続くシリアで3日連続となる空爆を行ったと発表した。過激派組織「イスラム国」が首都と位置づける北部のラッカ周辺などでその拠点を破壊したという。
ロシア国防省は2日、新たな空爆の映像を公開し、1日から2日にかけてラッカ周辺など12か所で空爆を行ったと発表した。「イスラム国」の訓練キャンプなどを破壊したことを強調し、アサド政権と敵対する反体制派を標的にしているとの批判をかわす狙いがあるとみられる。
また、イギリスに拠点をおくシリア人権監視団は2日、ラッカでの空爆で「イスラム国」メンバー12人が死亡したと伝えた。
一方、ロシアのプーチン大統領は2日、フランスのオランド大統領と会談した。アメリカが主導する有志連合側との会談は空爆開始後、初めてで、オランド大統領は「『イスラム国』だけを狙わなければならない」と改めて伝えたという。