シリア 政権軍が大規模な攻撃開始
シリアの政権軍は、ロシアの空爆支援を受け、北部の最大都市アレッポなどで反政府勢力に対する大規模な攻撃を始めた。
インタファクス通信によると、ロシア軍は16日、「シリアの政権軍はロシア軍の空爆支援を受け、シリアのほぼ全土で攻撃を開始した」と発表した。攻撃は北部のアレッポ周辺のほか、中部のハマ県やホムス県、首都のダマスカス郊外でも行われているという。
また、ロイター通信によると、シリアの政権軍にはアサド大統領を支持するイランも地上部隊を派遣し、加勢しているという。
こうした中、イギリスに拠点を置く「シリア人権監視団」は16日、2011年に政権軍と反体制派の衝突が本格化して以降、戦闘などによる死者が25万124人に達したと伝えた。