露の空爆で595人死亡~シリア人権監視団
イギリスに拠点を置く「シリア人権監視団」は29日、シリアでのロシアによる空爆でこれまでに595人が死亡したと発表した。そのうち、3分の1近くが一般市民だとしている。
ロシアは内戦が続くシリアのアサド政権を支援するため、過激派組織「イスラム国」や国際テロ組織「アルカイダ」系の武装勢力を標的とした空爆を先月30日から行っている。
イギリスに拠点を置く「シリア人権監視団」は29日、ロシアによる空爆が始まってからの約1か月で、595人が死亡したと発表した。そのうち、ロシアが標的とする「イスラム国」戦闘員の死者は131人で、その他の反体制派の戦闘員の死者279人を大きく下回っている。また、48人の子供を含む185人、約3分の1が一般市民の犠牲者だとしている。