米、シリアへ特殊部隊派遣 反体制派支援
アメリカのオバマ大統領は、過激派組織「イスラム国」との戦いが続くシリアへ軍の特殊部隊を派遣することを承認した。シリアにアメリカ兵が常駐するのは初めてとなる。
派遣されるのは特殊部隊の兵士50人未満で、今後1か月以内にシリアに入り、アメリカが支援する反体制派への助言と訓練にあたる。アメリカ政府は、「シリアに地上部隊は派遣しない」という方針を掲げているが、今回の特殊部隊は戦闘任務は行わないので従来の戦略に変更はないと強調した。
しかし、ロシアの軍事介入によりシリアの内戦は激化しており、今後、地上での戦闘への関与や派遣規模拡大への懸念も広がりそうだ。