NYダウ4ドル安 終値1万7863ドル
5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、翌日発表の雇用統計の結果を見極めようというムードが広がり、ダウ平均株価に大きな値動きはなく、前日比4ドル15セント安の1万7863ドル43セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も14.74ポイント下がり5127.74だった。
この日に発表された新規失業保険の申請件数は前週より1万6000件の増加と市場予想よりも悪く、翌日の雇用統計発表を前に警戒感が広がった。市場関係者によると、FRB(=連邦準備制度理事会)は年内にゼロ金利を解除し、利上げをするという見方が急速に広がっている一方で、雇用統計の数字が悪ければ利上げに踏み切りにくいと予想する投資家も多く、積極的な売買を控える傾向にあったという。
個別銘柄では前日の決算発表で売上高・純利益ともに過去最高を記録したフェイスブックが上場以来の最高値を更新した。