NYダウ390ドル高 中国警戒“後退”も
8日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、中国政府による株価安定策への期待感などから先週末の終値に比べ390ドル値を上げて取引を終えた。
3連休明けとなる8日のニューヨーク株式市場は、7日夜に中国政府が発表した株価安定策を評価し、中国やヨーロッパの株式相場が上昇した流れを受けて、ダウ平均株価が取引開始直後から上昇した。また、中国政府が8月の貿易統計の低迷を受けて追加の金融緩和策をとることへの期待感が高まったことも相場を押し上げた。市場関係者は「中国株の急落以降、続いていた中国への警戒感が後退している」と話している。
結局、8日のダウ平均株価は先週末の終値から390ドル30セント上がり、1万6492ドル68セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は先週末より128.01ポイント高い4811.93で終わった。