アメリカ大統領選挙に向けて、民主党のハリス氏が正式に大統領候補として指名されました。票の切り崩しをはかるハリス氏に、トランプ氏は攻撃を強めています。

日本時間7日午前7時ごろ…

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「次期アメリカ大統領と副大統領の登場です」

人気歌手ビヨンセさんの楽曲「Freedom（フリーダム）」に合わせて登場したカマラ・ハリス副大統領。

民主党　ハリス大統領候補
「本日、皆さんの前で正式に民主党の大統領候補となったと発表します」

正式な大統領候補として初めての演説を行いました。

民主党　ハリス大統領候補
「これはトランプ氏との戦いだけではない、未来に向けた戦いだ」

一方のトランプ前大統領。5日、SNSに「カマラクラッシュ（＝カマラ・ハリス氏の暴落）」と投稿。世界的な株価急落をハリス氏のせいにするなど、攻撃を続けています。

こうした中、ハリス氏が白羽の矢を立てたのが中西部ミネソタ州のティム・ウォルズ知事です。この日、副大統領候補に指名されました。

なぜ、ウォルズ氏を選んだのか。

民主党　ハリス大統領候補
「ウォルズ氏と私は多くの点で意見が一致しています。中間層が強くなればアメリカは強くなる」

キーワードは「中間層」。中西部の白人労働者など、トランプ氏の中心的な支持層です。

中西部の田舎町で育ったウォルズ氏。陸軍の州兵や高校教師などの経歴を持ち、知事として中間層を支援する政策を進めてきました。さらに、SNSに娘と絶叫マシンを楽しむ動画を載せるなど、親しみやすい人柄も。検察官出身で黒人・アジア系女性のハリス氏と庶民的な白人男性のウォルズ氏という対照的なコンビで、トランプ前大統領とバンス氏から中間層の切り崩しを狙います。

民主党　ウォルズ副大統領候補
「彼ら（トランプ氏とバンス氏）は気味が悪く変なやつらだ。もうすぐ大統領になるハリス氏も言っている。戦えば勝てる！」

これに対してトランプ氏は「史上最も過激な左派コンビだ」とSNSに投稿。

ハリス氏は今週、ウォルズ氏とともに激戦州をまわる予定です。