パリ同時テロ もう1人犯行関与か…逃走も
フランス・パリの同時多発テロは、襲撃の実行犯らこれまで8人の関与が明らかになっているが、フランスメディアは17日、新たに、もう1人の人物が犯行に関与していた可能性を報じた。
地元のメディアによると、カフェテラスの襲撃に関し、当局が防犯カメラの映像を分析したところ、犯行に使われた車が映っていて、車内にはこれまで確認されている襲撃犯とは別の人物が乗っていたことがわかったという。当局は、この人物が今も逃走している可能性があるとみて慎重に捜査を進めている。
一方、フランスメディアによると、パリ郊外のホテルの2部屋が、テロ事件の前日から1週間、現在、国際手配されているサラ・アブデスラム容疑者の名義で予約されていた。また、別の場所では、実行犯とされる男がアパートの一室を事件の3日前から借りていたこともわかった。
一方、AFP通信は過激派組織「イスラム国」を名乗る組織が出していた犯行声明の音声について、文章を読み上げる声がフランス人過激派の男の声と一致したと伝えた。この男は過去にシリアに渡り、「イスラム国」に合流したという。