フランス・パリでの同時多発テロを受けて、アメリカ議会の下院トップは１７日、シリアなどからの難民受け入れを一時中断するよう政府に求めた。

　連邦議会下院のライアン議長は、「難民に同情するより、自分の身を守るときだ」として、政府に対し、難民の受け入れを一時中断するよう求めた。

　ライアン下院議長「テロリストが難民に紛れ込もうとしないことが検証できるまで、難民受け入れを一時中断することが良識的な考えだ」

　また、難民の受け入れを拒否する意向を示す州が全米で半数以上に増えるなど、影響が広がっている。これに対し、アメリカ政府は、難民申請の理由が正しいかどうかなど、身辺調査を強化する方針で、州知事らに受け入れへの理解を求める考え。