ロシア「イスラム国」の石油施設を空爆
ロシア国防省は18日、過激派組織「イスラム国」が支配するシリアの石油生産施設を空爆したと発表した。
ロシア国防省によると、ロシア軍機が18日、「イスラム国」が支配するシリアの石油生産施設を空爆したという。
さらに、これまでの空爆作戦で原油や石油製品を運ぶタンクローリー約500台を攻撃したことも明らかにした。
イギリスのフィナンシャル・タイムズによると、「イスラム国」は石油製品の違法な輸出により年間、日本円にして約620億円の収入を得ている。ロシアは、「イスラム国」の主要な資金源を絶ち、弱体化を図る狙いがあるとみられる。
ロシアのプーチン大統領は17日、エジプトで墜落したロシアの旅客機について、機内で爆弾が爆発したとするロシアの調査結果を受け、「イスラム国」への空爆を強化するよう指示。2日連続で巡航ミサイルでの攻撃を行っている。