露大統領とハメネイ師が会談 米をけん制
ロシアのプーチン大統領は23日、イランを訪問し、最高指導者のハメネイ師と会談した。シリアのアサド政権を支援する両者は、「シリアの今後は国民が選ぶ」としてアメリカをけん制した。
ロシア大統領府によると、会談で両者は、内戦が続くシリアの今後の国家のあり方や指導者について、「シリア国民が自ら選ぶべき」との考えで一致した。ロシアとイランはアサド政権を支援するため、軍事介入しており、退陣を求めているアメリカをけん制した形。
一方、ロシア軍は23日、先週末、シリア領内の472か所で空爆を行ったことを明らかにした。「イスラム国」の主要な資金源となっている原油を運ぶタンクローリーも100台以上破壊したという。