パリ同時テロ 劇場襲撃犯の最後の1人特定
パリ同時多発テロで最も多くの犠牲者を出した劇場を襲撃した実行犯3人のうち、最後の1人の身元が9日までに特定された。
フランスのバルス首相は9日、90人が死亡したバタクラン劇場を襲撃した実行犯3人のうち、残る1人の身元をこれまでに特定したことを明らかにした。AFP通信によると、身元が特定されたのは、フランス東部出身のファウド・モハメド・アガド容疑者(23)だという。
捜査当局者によると、アガド容疑者は、2013年末に兄弟や友人と共にシリアへ渡航していたという。
バタクラン劇場ではコンサート中に実行犯3人が侵入、観客らを人質に立てこもった後、警察と銃撃戦となり、自爆していた。