米誌タイム「今年の人」に独のメルケル首相
アメリカの雑誌「タイム」は恒例の「今年の人」にドイツのアンゲラ・メルケル首相を選んだ。「ボーダーレスなヨーロッパの促進にむけ、リーダーシップを発揮した」としている。
タイム誌は選出の理由として、メルケル首相がギリシャの財政難を発端とするヨーロッパの経済危機や、シリアなどからの難民流入問題、そしてウクライナをめぐるロシアとの対立という「3つの危機」からヨーロッパを救ったことを挙げている。
そして、「開かれたボーダーレスなヨーロッパの促進にむけ、リーダーシップを発揮した」と評価した。
難民の受け入れをめぐってはドイツ国内からも反対の声があがっているが、タイム誌は、メルケル首相は「簡単な道を選ばず、確固たる道徳心に基づいている」と称賛している。
タイム誌の「今年の人」に女性が選ばれたのは29年ぶり。