「COP21」暫定合意文書を発表
地球温暖化について話し合う国連の会議「COP21」で9日、暫定的な合意文書が発表された。歩み寄りのあとも見られたが、まだ予断を許さない。
暫定的な合意文書では、焦点の1つだった途上国への資金支援について、否定的な立場だった中国やインドなど先進国以外の国も自発的に行うと表現されるなど歩み寄りの跡が見られました。
削減目標を定期的に提出することは各国に義務づけられたものの、目標の具体的な実施については選択肢を残した形となった。また、先進国と途上国とで、どの程度扱いを区別するかについても表現が定まっていない。
何らかの合意が採択される可能性は高まっているものの、温暖化を食い止めるのにどれだけ効果的なものなるかは不透明。