“歴史的合意”COP21「パリ協定」採択
地球温暖化対策の国連の会議(=COP21)は、日本時間13日未明、途上国を含むすべての国が温室効果ガスの削減に取り組む新たな枠組み「パリ協定」を採択した。
パリ協定では、気温上昇を産業革命前に比べて「2℃」に抑えることを世界目標とし、より厳しい「1.5℃未満」を目指すことも明記した。今世紀後半には温室効果ガスの排出量を実質的にゼロにすることを目指す。
一方、途上国への資金支援については、先進国の意向を受けて協定には盛り込まず、法的拘束力のない別の文書で年間最低1000億ドルとすることが定められた。
南アフリカ代表「この文書は完璧なものではありませんが、行動をより強化するための土台になると信じています」
世界の温暖化対策をめぐる歴史的な合意だが、今後は、個々の国の実効的な取り組みが求められる。