“対テロ”サウジがイスラム諸国と軍事連合
サウジアラビア政府は15日、過激派組織「イスラム国」などによるテロと戦うため、イスラム諸国による軍事連合を結成したと発表した。
国営サウジ通信によると、この同盟は、対テロの軍事作戦における各国間の調整などが目的だという。34の国と地域で構成され、エジプトやヨルダンなど中東諸国のほかアフリカ諸国や、マレーシアなどアジア諸国も参加する。また、欧米諸国との協力も視野に入れているという。
一方、同じ中東地域でもサウジアラビアと対立するイランや、距離を置くシリアやイラクは含まれていない。
サウジアラビアが「テロ対策」の名の下に中東地域における主導権を示す狙いがあるものとみられる。