エボラ出血熱 ギニアで「終息宣言」WHO
アフリカ西部を中心に感染が広がっていたエボラ出血熱について、WHO(=世界保健機関)は29日、ギニアで感染が終息したと発表した。
WHOは29日、ギニアで最後の患者の陰性が確認されてから所定の42日がたったとして、エボラ出血熱の感染の終息を宣言した。ギニアでは2年前に、一連の流行の最初の感染が確認され、その後、隣接するリベリア、シエラレオネなど計9か国に拡大した。感染者は計2万8637人、死者は計1万1315人に上り、このうちギニアでは2536人が死亡した。
今後、新たな感染者が出なければ来月14日にはリベリアでも終息が宣言される予定で、一連の感染が全て終わることになる。しかし、患者の体内に、治癒した後もウイルスが残る可能性が指摘されていて、WHOは今後も新たな感染者が発生しないか監視を続けていくとしている。