アメリカのオバマ大統領は１日に公開された年頭のテレビ演説で、今年の課題に銃による犯罪の減少を掲げ、規制の強化へ新たな対策を取る意向を明らかにした。

　オバマ大統領はテレビ演説の中で、多くの国民から銃規制の強化を求める手紙を受け取ったとして、仕事始めの４日に新たな対策を協議すると明らかにした。

　アメリカでは先月のカリフォルニアの銃乱射事件などを受け、規制の強化を求める声が高まっている。アメリカメディアは「オバマ大統領が新たな大統領令を発動し、銃を買う人物の経歴チェックを強化するなどの対策を取るだろう」と報じている。

　オバマ大統領としては秋の大統領選挙をにらみ、銃規制に反対する野党・共和党の姿勢を改めて国民に問う狙いもあるとみられる。