香港で中国共産党に批判的な本を扱う書店の関係者５人が次々と行方不明になっていて、地元メディアは中国当局に拘束された可能性があると報じている。

　地元メディアによると、香港にある書店の株主の男性は先月３０日に妻に電話をかけたのを最後に連絡が取れなくなっている。この書店では、中国本土で禁止されている中国共産党に批判的な本を扱っていて、株主の男性を含め、去年１０月以降、５人の関係者が次々と行方不明になっている。

　このことについて複数の香港メディアは中国当局に拘束された可能性を報じている。

　一方、中国外務省の報道官は４日の会見で、「状況について把握していないので、何もお伝えできる情報がない」とコメントしている。