ダウ一時460ドル超下落 中国株など影響
今年最初の取引となった4日のアメリカ・ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、中国株の下落の影響を受け、昨年末終値比276ドル09セント安の1万7148ドル94セントで取引を終えた。下げ幅は一時、460ドルを超えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は104.32ポイント下げ4903.09だった。
この日の下落の大きな要因は中国の株式市場。4日の中国株式市場は景気指標の悪化などによって約7%も下落し、急激な相場変動を抑えるため新たに導入された制度によって強制的に取引を終了した。この下落の影響を受け、ニューヨーク株式市場はほぼ全面安の展開となった。
また、原油先物相場が、中国の需要が減少するとの懸念から最終的に下落したことも石油関連株などを押し下げる要因となった。
市場関係者は「今年も中国経済と原油価格の動向が株価を大きく左右する展開になるだろう」と話している。