NYダウ 小幅反発も世界経済不安が重し
5日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は年末から大きな下落が続いた反動から目先の戻りを期待した買いが入り、前日から9ドルほど値を上げて取引を終えた。
ダウ平均株価は前日の終値から9ドル72セント値を上げ、1万7158ドル66セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は11.65ポイント下げて4891.43だった。
5日のニューヨーク株式市場は、前日まで3営業日続けて下落したことを受け、小幅に反発して始まった。しかし、前日の中国市場の混乱や世界的な経済への先行き不安が払拭しきれない一方で、原油先物相場も指標となるWTIが約2週間ぶりに1バレル=35ドル台まで下落したこともあって、大幅な株価上昇にはつながらなかった。
市場関係者は、「8日に発表されるアメリカの雇用統計の動きが、市場の先行きにも影響を与えるだろう」と話している。