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“水爆実験”「爆発威力は前回より小規模」

2016年1月7日 12:28
“水爆実験”「爆発威力は前回より小規模」

 北朝鮮が水爆実験に成功したと表明したことについて、韓国の国防省は7日午前、「爆発の威力は前回2013年の核実験の時よりも小規模」との分析を示した。

 韓国国防省の報道官「第3回の核実験より威力が大きくないという点を考慮すれば、実験の成功や失敗、核物質の成分や実験の方式などについて、追加的分析に相当の時間がかかるでしょう」

 国防省報道官はこのように述べて、2013年2月の前回の核実験よりも爆発の威力は小さかったとの分析を示した。また、韓国軍関係者は、「本当に水爆実験だとしたら爆発が小さすぎて失敗している。原爆と水爆の間の段階であるいわゆる強化型原爆だとしても失敗だ。原爆実験なら成功したと考えられる」と話している。

 韓国の原子力安全委員会は判断材料となる日本海上の大気中の放射性物質の採取を7日朝から試みている。早ければ8日夕方にも1回目の報告が出る予定。しかし、水爆かどうか結論を得るには相当時間がかかると予想されていて、調査は難航するとみられる。

 またアメリカのオバマ大統領と韓国の朴槿恵大統領は7日午前、電話会談を行い、今後の対応について協議した。