１３日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は東京市場の下げ止まりなどを受け、開始直後は買い注文が先行したが最終的には３６０ドルほど大きく値を下げて取引を終えた。

　１３日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の日の終値から３６４ドル８１セント値を下げ、１万６１５１ドル４１セントで取引を終えた。３か月半ぶりの安値。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は１５９．８５ポイント下げて４５２６．０６だった。

　この日、取引開始直後は買い注文が先行した。前日、１バレル＝３０ドル台を割り込んだ原油先物相場が一時は３１ドル台を回復し原油価格が下げ止まった事。さらに、６営業日連続で下落していた東京市場が下げ止まった事、などが好感したため。しかし、その後、原油価格の上げ幅が落ち着くと市場心理が再び悪化し「リスク回避」の売り注文が拡大。最終的には３６０ドルと大幅に値を下げて取引を終えた。

　市場関係者は「ニューヨーク市場が下げ止まらなかった事が一度は下げ止まった東京市場にどう影響するかがポイントとなる」と話している。