スウェーデン人男性の反国家行為報道 中国
中国で人権派弁護士の支援活動などをしていた民間団体のスウェーデン人男性が中国当局に拘束された事件で、中国国営メディアは男性が国の安全を脅かす行為に資金援助していたと伝えた。
中国中央テレビなどによると、拘束されたピーター・ダーリン氏は無資格の弁護士らに資金援助するなどして中国に不都合な情報を収集し、わい曲させて海外に伝えていたという。また、ダーリン氏の所属する民間団体が「政府に対抗するよう大衆を扇動した」などと伝えている。
さらに中央テレビのニュースでは、ダーリン氏が自ら罪を認めたとする証言も放送された。
ピーター・ダーリン氏「(中国政府と国民に)深く謝罪し、申し訳なく思っています」
中国外務省は、「現在、司法機関が法に基づいてダーリン氏の案件を処理している」と、明らかにした。
一方、北京にあるスウェーデン大使館は、ダーリン氏と面会したということだが、報道内容についてはコメントを控えている。