習主席 中東に大規模な融資・投資を表明
中東を訪問中の中国の習近平国家主席は21日、訪問先のエジプトで演説し、中東地域に総額約6兆4700億円の融資や投資を行うと表明した。
中国国営の新華社通信によると、アラブ連盟本部で演説した習主席は、インフラ建設への融資など中東地域に、総額550億ドル=約6兆4700億円の融資や投資を行う方針を明らかにした。
またエジプトの地元メディアによると、習主席は、エジプトのシシ大統領と会談し、中央銀行に対する10億ドルの融資などを表明した上で、さまざまな分野で技術協力などを行うことで合意した。
習主席は今回、サウジアラビア、エジプトと先週、経済制裁が解除されたばかりのイランを訪問する予定。
大規模な融資や投資をすることで中東での中国の存在感を高める狙いがあるものとみられる。