米大雪、死者10人 6州で非常事態宣言も
アメリカでは東部の広い範囲で大雪となり、首都ワシントンでは、記録的な暴風雪が予想されている。このほか6つの州で非常事態宣言が出されているほか、各地で交通事故が相次ぎ、少なくとも10人が死亡した。
気象当局によると、ワシントンでは週末、70センチの積雪が予想され、記録的な大雪になる恐れが出ている。このため政府機関は閉鎖され、地下鉄など公共交通機関も、週末いっぱい運休する。
市内のスーパーでは、多くの人が水や食料などを買い求め、列を作った。買い物に来た女性は「暴風雪に備えて買い物に来た。すでに行列ができているので、今のうちに来て良かった」と話した。
アメリカメディアによると、各地で交通事故が起きるなどして少なくとも10人が死亡したほか、空の便約7600便が欠航になるなど、市民生活に影響が広がっている。
AP通信によると、ワシントンのほか、6つの州では非常事態宣言が出され、市民に不要な外出を控えるよう呼びかけ、警戒を強めている。