スウェーデン人男性が国外退去に 中国拘束
中国で人権派弁護士の支援活動をしていたスウェーデン人の男性が中国当局に拘束された事件で、男性が釈放され、国外退去になったことが分かった。
この事件は今月、中国当局がスウェーデン人のピーター・ダーリン氏を国家の安全を脅かす活動を行った無資格の弁護士らに資金を援助したなどとして拘束したもの。拘束後、国営テレビを通じ、罪を認めたとするダーリン氏の様子が伝えられていた。北京にあるスウェーデン大使館はダーリン氏が釈放され、国外退去になったと26日、明らかにした。一方、中国側は釈放の理由などは明らかにしていない。
ダーリン氏は中国で人権派弁護士の支援などを行う民間団体に所属していて、中国側はこの団体が「政府に対抗するよう民衆を扇動していた」としていた。