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北“人工衛星”打ち上げ計画 8~25日に

2016年2月3日 2:34
北“人工衛星”打ち上げ計画 8~25日に

 北朝鮮が2日、国際機関に対し地球観測衛星を今月8日から25日の間に打ち上げる計画があると通知していたことがわかった。事実上の長距離弾道ミサイルの発射とみられる。

 船舶の安全などを扱うIMO(=国際海事機関)は2日、北朝鮮側が今月8日から25日の間に「地球観測衛星を打ち上げる計画がある」と通知してきたことを明らかにした。

 北朝鮮は前回、2012年12月の事実上の長距離弾道ミサイル発射の際にも発射による落下物で被害が出ないよう事前に通知している。

 また、ITU(=国際電気通信連合)は北朝鮮から「稼動期間4年の地球観測衛星・光明星号を打ち上げる計画がある」と連絡を受けたと明らかにした。2012年12月の発射の際にも人工衛星「光明星3号」の打ち上げと称している。

 この発表に先立ち、北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議の議長でもある中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表が2日から北朝鮮を訪問している。先月の核実験以降、中国高官の訪問が確認されたのは初めてで、ミサイル発射を自制するよう説得にあたるものとみられる。