アメリカ大統領選挙 指名争い第2戦へ
アメリカ大統領選挙で、各党の候補者を絞り込む「予備選挙」の2戦目が行われるのを前に、日本時間の9日、各候補は最後の訴えに臨んだ。クリントン前国務長官の集会の会場から近野宏明記者が中継。
クリントン氏は、ニューハンプシャー州での第2戦は敗色濃厚、大きく負ければ「本命」の名も揺らぎかねない「崖っぷち」にいる。
クリントン前国務長官「私はあなたたちの家族、この国に変化を起こすためできることをすべてします!ありがとう!」
初戦のアイオワ州では僅差で勝利したクリントン氏だが、ニューハンプシャー州では若者に圧倒的人気のサンダース上院議員に水をあけられている。少しでも「ましな負けっぷり」で、ダメージを軽くできるか、夫のクリントン元大統領ら家族の総力戦で支持を訴える。
一方、共和党では、初戦で高い支持率を票に結びつけられなかった不動産王のトランプ氏がリベンジを目指す。
トランプ氏「(病気で)動けなくても、死にそうでも、妻に別れようと言われても、何があっても投票に行ってくれ」
全体の4割を占める「無党派」の人も投票できるため、トランプ氏がこれらの票をどこまで獲得し、勢いを増していくかも焦点。
【ニューハンプシャー州支持率 世論調査】
■民主党
サンダース氏…53.9%
クリントン氏…40.7%
(リアル・クリア・ポリティクス調べ)
■共和党
トランプ氏…30.7%
ルビオ氏…14.4%
(リアル・クリア・ポリティクス調べ)