「シリア停戦の合意」協力で一致~米露首脳
長期化するシリア内戦をめぐりアメリカやロシアなど関係国が先週、1週間以内に戦闘を停止させることで合意したのを受け、アメリカのオバマ大統領とロシアのプーチン大統領が電話で会談し、合意の実現に向け協力することを確認した。
両首脳が話し合うのは、今月11日に関係国による閣僚級会議で1週間以内に戦闘を停止させることで合意してから初めて。電話会談で両首脳は、今回の合意を受け、シリアでの停戦と人道支援を迅速に実現する重要性を確認し、協力することで一致した。
ただ、今回の合意の一方で、ロシアは、アメリカが支援する穏健な勢力を含む、全てのシリア反体制派への攻撃を続ける姿勢を示している。このためオバマ大統領は電話会談で、「ロシアがシリアの穏健な反体制派への空爆をやめ、建設的な役割を担う」よう、改めて強調したという。