武装勢力 スー・チー新政権とは停戦協議へ
ミャンマーの軍事政権と長年対立する少数民族の武装勢力グループは18日、来月末にも発足するアウン・サン・スー・チー氏の新政権とは停戦協議を進める方針を固めた。
ミャンマーでは60年以上にわたって軍事政権と複数の少数民族の武装勢力との間で戦闘状態が続いていて、来月末にも新政権を発足させるスー・チー氏も国内の和平が最優先課題だと強調している。一部の武装勢力は去年、現政権との停戦に合意したが、戦闘を続ける複数の勢力は協議から除外され反発を強めている。
武装勢力リーダー「今のミャンマー軍は全ての人を平等に扱う気がないし、本当の政治改革をする気はない」
18日の会議は、政府との停戦に合意していない10の武装勢力が参加して開かれ、新たに発足するスー・チー政権とは停戦協議を進める方針を確認した。
スー・チー氏は政権発足を前に軍トップとの協議を続けていて、武装勢力側もスー・チー氏のリーダーシップで全面的な停戦を実現したい考え。