ネバダ州でトランプ氏が「勝利宣言」
アメリカ大統領選挙、共和党の候補者レースは23日、第4戦となるネバダ州の党員集会が行われ、不動産王のトランプ氏が勝利宣言を行った。田口舞記者が中継。
3連勝を果たしたことで、トランプ氏は「本命候補」としての座を着実に固めつつある。トランプ氏は、ついさきほど、支持者の前に姿を現し、「数か月前には勝てるとは思わなかったが、私はいま勝ち続けている」と喜びの声をあげた。
NBCテレビによると、集計率11%の段階で、トランプ氏が44%、ルビオ氏が24%、クルーズ氏が21%と、2位以下を大きくリードしている。ネバダ州は中南米からの移民が増えていて、雇用を奪われている白人層が不満を持っている。このため「メキシコとの国境に壁を造る」などと主張するトランプ氏に支持が集まったものとみられる。
トランプ氏の独走に危機感を強める共和党主流派の有力議員は、相次いでルビオ上院議員への支持を表明したが、トランプ氏の勢いを止めることはできなかった。
来月1日には13の州で一斉に予備選挙が行われる前半戦最大の山場「スーパーチューズデー」を控えており、トランプ氏にとって大きな弾みとなった形。