国連人権理事会 日本“拉致問題”解決訴え
スイスのジュネーブで開かれている国連の人権理事会で2日、日本が北朝鮮に対し拉致問題の解決を訴えた。北朝鮮側は反発している。
国連人権理事会には日本から浜地雅一外務政務官が参加し、拉致をはじめとする北朝鮮の人権問題について解決を求めた。
浜地雅一外務政務官「(北朝鮮に)拉致問題の早期解決含め、人権状況に確実に対処するよう求める」
これに対して北朝鮮は、まずは日本が戦時中に行った犯罪行為について目を向けるべきだなどと反論した。
北朝鮮政府代表「(日本はまず)日本による840万人もの強制連行や拉致、100万人もの虐殺、そして20万人の『軍の性奴隷』という犯罪(に目を向けるべき)」
これに対して日本も反論。
日本政府代表「北朝鮮が昨日も引用した過去に関する主張や数字は根拠がなく、間違った解釈に基づいている」
一方、去年は日本と韓国の間でいわゆる従軍慰安婦問題をめぐり意見の応酬があったが、今回は昨年末の日韓合意もあり、双方ともこの問題には触れなかった。