クリントン氏、2州で敗北も依然リード
アメリカ大統領選挙の候補者選びは5日、民主党・共和党合わせて5つの州で予備選挙や党員集会が行われ、共和党でトップを走る不動産王のトランプ氏が、2つの州でクルーズ上院議員に敗れた。
トランプ氏は、ケンタッキー州とルイジアナ州で勝利したものの、カンザス州とメーン州ではクルーズ氏に敗れた。これまでの結果と合わせると、トランプ氏は12の州で、クルーズ氏は6の州で勝利したことになる。
一方、共和党主流派の支持を受けるルビオ上院議員は、メーン州で4位に沈むなど精彩を欠く結果に終わった。
共和党・トランプ氏「クルーズ氏と1対1で戦いたい。おもしろい戦いになるだろう」
共和党主流派による反トランプの動きも急速に強まっているが、トランプ氏は全体としてはなお優勢で、強気な姿勢に変わりはなかった。
一方、民主党ではクリントン前国務長官がルイジアナ州で勝利したものの、カンザス州とネブラスカ州で敗北した。ただ、選挙戦全体としては依然大きくリードしている。