韓国国防省“北朝鮮の挑発行為に断固対応”
アメリカと韓国が朝鮮半島の有事に備えた過去最大規模の合同軍事演習を7日朝から始めた。北朝鮮は強く反発している。
韓国の国防省は7日午前の会見で、同日朝から始まった合同軍事演習について、「北朝鮮が反発し挑発を行うならば、断固とした対応をとる」と述べ、緊張が高まっている。
今回の演習はアメリカ軍1万7000人と韓国軍30万人が参加する過去最大規模のものとなる。演習は毎年行われるものだが、北朝鮮が核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射を強行し挑発を強めている中での演習。
韓国メディアによると、北朝鮮のミサイル発射施設や核関連施設を先制攻撃する作戦の訓練や海岸から上陸して内陸に侵入する訓練が行われる。レーダーに探知されにくいアメリカ軍のF22ステルス戦闘機も参加する。
北朝鮮は強く反発していて、7日朝、声明を発表し、「アメリカ本土を標的にする核攻撃の手段が恒常的な発射待機状態にある」とした上で、「挑発に全面対応するために総攻勢に入る」と威嚇している。