金第1書記“核弾頭小型化に成功”と主張
北朝鮮の金正恩第1書記は、国営メディアを通じて弾道ミサイルに搭載する核弾頭の軽量化を実現したと主張した。7日から韓国と過去最大規模の軍事演習を行っているアメリカを威嚇したもの。
北朝鮮はこれまで、核弾頭の小型化に成功したと繰り返し主張してきたが、金正恩第1書記が明言するのは今回が初めて。
金第1書記「核弾頭を軽量化して弾道ミサイルにあうように標準化、規格化を実現したがこれが真の核抑止力だ」
朝鮮中央テレビは金第1書記の発言を伝え、核弾頭の模型とみられる写真も紹介している。これに対し、韓国国防省は9日、「北朝鮮はまだ、核弾頭を小型化する能力を確保できていない」と否定する見方を示した上で、金第1書記の発言について「国際社会に対する許し難い挑発だ」と非難した。
韓国では7日から過去最大規模の米韓合同軍事演習が行われており、今回の発言はアメリカを威嚇したもの。