トランプ氏とクリントン氏フロリダで勝利へ
アメリカ大統領選の候補者選びは、大票田のフロリダ州など5州で開票が始まっている。共和党では不動産王トランプ氏が他の候補者の地盤であるフロリダ州でも勝利を確実にするなど、リードしている。NNNフロリダ・田口舞記者が中継。
トランプ氏と共和党主流派の全面対決の場となったフロリダ州。早々にトランプ氏が勝利を決め、指名獲得に向けまた一歩大きく前進した。トランプ氏は自らが所有する施設に現れ勝利宣言する予定。
予備選が行われた5州のうち、ここフロリダ州は、共和党主流派が推すルビオ上院議員の地元。そんなまさに敵地ながら、トランプ氏は、ルビオ氏に大差をつけて勝利を確実にした。
移民の多いフロリダ州では移民に雇用を奪われる不満を抱く人が多く、特に高卒以下の白人労働者層から高い支持を集めたのが勝因。地元で破れたルビオ氏は撤退を表明した。
ルビオ氏「フロリダ州で大勝したトランプ氏を祝福する。私が次の大統領になることはできない。きょう大統領選から撤退する」
また、もう一つの注目は、大票田のオハイオ州。こちらは、共和党主流派が推すケーシック知事が勝利を確実にした。
オハイオ州は指名獲得に必要な代議員を勝者が総取りする州で、今後の戦いに大きな影響を与えるため、トランプ氏がここを落としたことは大きな痛手となる。
一方、民主党は、クリントン前国務長官がフロリダ州など3州で勝利を確実にした。大勢は、日本時間16日昼頃に判明する見通し。