元幹部への買収、FIFAが初めて認める
FIFA(=国際サッカー連盟)は16日、2010年のワールドカップ開催地の選考などで元幹部が買収されていたことを明らかにした。
これは16日、FIFAが公表したもので、2010年のワールドカップ南アフリカ大会の招致を巡りジャック・ワーナー元副会長ら複数の幹部が、南アフリカへ投票する見返りに日本円で約11億5000万円の支払いを受けたという。また、他の大会でも買収があったことを明らかにしている。
ワールドカップ開催地決定の選考で、FIFAが買収があったことを認めたのは初めてとみられる。
また一連の不正問題でFIFAは、ワーナー元副会長ら41の元幹部や団体が約数十億円を不正に使ったとして、損害賠償を求める文書をアメリカの当局に提出した。
先月就任したインファンティノ会長は、「本来ならサッカーの発展のために使われるべきお金だ。どれだけ時間がかかっても取り戻す」とコメントしている。