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“南シナ海状況懸念”に中国「強烈な不満」

2016年4月12日 15:36
“南シナ海状況懸念”に中国「強烈な不満」

 広島で行われたG7(=主要7か国)外相会合の声明で、東シナ海と南シナ海の状況に対する懸念などが示されたことについて、中国外務省は12日、「強烈な不満」を表明した。

 G7外相会合の共同声明では、海洋進出を続ける中国を念頭に「東シナ海、南シナ海の状況を懸念する」としたうえで「挑発的な一方的行動に強い反対を表明する」と明記している。

 これに対し、中国外務省の陸慷報道官は、「G7は、海洋に関わる問題をあおり、地域の矛盾を挑発すべきではない」として、「強烈な不満」を示す談話を発表した。中国が南シナ海で行っている埋め立てや建設活動については、「完全に主権の範囲内のことだ」と主張。この問題でG7各国は当事国ではないとして、「無責任な言動を一切やめるよう」求めた。