韓国総選挙 与党の過半数割れが確実
韓国で13日に行われた総選挙は、日本時間14日午前5時現在も開票作業が続いているが、朴槿恵政権を支える与党・セヌリ党の過半数割れが確実な情勢で、第1党の座を維持できない可能性もでている。
韓国の総選挙は300の議席を争って行われ、韓国メディアによると、選挙前に146議席だった与党・セヌリ党は、過半数を大きく割り込む120議席あまりにとどまる見通し。
一方、最大野党の「共に民主党」も120議席前後を獲得する見込みで、セヌリ党が第1党の座を維持できない可能性もでてきた。
セヌリ党は、候補の公認をめぐる派閥争いで有権者の不信感を招いたことに加え、若者の高い失業率や格差の拡大など、朴槿恵政権の経済政策に対する不満が根強かったものとみられる。
任期が残り2年を切った朴大統領の求心力は大きく低下することになり、慰安婦問題をめぐる日本との合意の履行に影響がでる可能性もある。