ウクライナ東部での紛争を巡って対立が続くロシアのプーチン大統領とウクライナのポロシェンコ大統領が、１８日電話で会談した。

　ロシア大統領府によると、会談では、ロシアが拘束しているウクライナ軍の女性パイロットと、ウクライナが拘束しているロシア軍兵士とされる男性２人の処遇が話し合われたという。

　ウクライナ東部での紛争の和平を目指す合意には、拘束者の解放も含まれていて、この３人を巡っては、ロシアとウクライナの間でかねて、交換論が検討されていた。両大統領は、ウクライナ側が近く女性パイロットに面会することで合意したという。

　こうした中、２０日、ＮＡＴＯ（＝北大西洋条約機構）とロシアによる協議の場である「ＮＡＴＯロシア理事会」が２年ぶりに再開される予定で、ウクライナ東部の和平を目指す合意の履行状況も議題にあがっている。