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“停戦理解”へ 露大統領が相次ぎ電話会談

2016年2月25日 20:02

 シリア情勢をめぐり、ロシアのプーチン大統領は24日、アサド大統領やサウジアラビアの国王らと相次いで電話会談した。今月27日からの停戦に向け、理解を求めたものとみられる。

 シリアのアサド政権と反体制派の間での27日からの停戦案は、ロシアがアメリカに持ちかけたもので、共同声明としてまとめられた。

 ロシア大統領府によると、電話会談でアサド大統領は「停戦の確立に向け、協力する用意がある」と述べたという。一方で、過激派組織「イスラム国」などに対する攻撃は続ける考えを強調した。

 プーチン大統領はさらに、アサド政権を支援するイランのロウハニ大統領のほか、反体制派を支援するサウジアラビアのサルマン国王とも相次いで電話で会談し、共同声明への理解を求めた。

 シリアでの停戦は日本時間27日午前7時に発効することになっているが、現地では激しい戦闘が続いており、実現するかどうかは依然不透明。